防蟻気密シール剤 (Do-All-Ply)

Do-All-Ply (ドゥ・オール・プライ)

※AFM社Do-All-Ply(828ml)タイプは廃番となりました。

新タイプ:変成シリコンコーク防蟻剤入りについてはこちらから。

 

 

人体や環境保護により従来の毒物による土壌処理や防蟻防腐処理ができなくなりました。しかし、建築物を守り、快適に安心して暮らすには無防備なままでは雨と湿気の多い日本で建物を守ることはできません。長年AFM®社はシロアリに対する実験を続けてきた結果、水に強く経年変化による劣化がなく、防蟻気密効果を発揮するDo-All-Ply™を開発しました。人体に害を及ぼさない自然界に存在するホウ酸塩で防蟻処理を施して、既に日本においても20年以上の信頼と実績を持っています。

 

隙間処理の重要性

いくら建築材料に薬物処理しても、隙間=部材の接合部に防蟻処理をしていないと、標的にされた建物に小さなアリはやすやすと蟻道を作って侵入してきます。私たちの目には小さな隙間でも彼らには充分なおおきさです。時には毒物処理している木材の継目からでも侵入することがあります。
AFM社防蟻建材以外の様々な建材(発泡系断熱材可)の接合部にもDo-All-Plyはシロアリの侵入を防止する働きをします。

 

主な用途

防蟻断熱パネル(RコントロールSIPsパネル)施工の気密処理
防蟻断熱材(パフォームガード)間の付き合せ部分に塗布
防蟻断熱材(パフォームガード)とコンクリートの付き合せ隙間処理
防蟻断熱材(パフォームガード)と配管スリーブ周囲の隙間処理
基礎断熱工法の基礎天端、土台の隙間処理
一般建築物の防蟻隙間処理剤・気密施工シール剤

 

施工要領

①カートリッジのノズルを目地幅に合わせてカッターでカット

②ノズル内部の防湿膜を棒などで突っついて破る

③カートリッジを底部からセットし、引き金を引いて充填を開始

④断熱材を鋼製(木製)型枠へ建て込む時、断熱材の継ぎ目・突合せ部へ隙間なくDo-All-Plyを1mm~3mmの幅で塗布する
 POINT:シロアリが継ぎ目の下から登れないように隙間を埋める (図1、図2参照)

⑤コンクリート打ち込み

⑥基礎型枠脱却

⑦断熱材の継ぎ目・突合せ部に隙間がある場合はDo-All-Plyを塗布し断熱材の端材等で擦り込むように隙間を埋める (図3参照)

 

 

特性

•取扱注意:可燃性です。火気や液化塩素・硝酸など強い酸化剤に近づけないでください。
•内容:Hexane・Naptha・Paraffinを含有しており、直接摂取しない限り人体への影響は少なく、約48時間養生後の硬化状態(完全に硬くはなりません)
•では揮発性の臭いも徐々に軽減しますが、換気を充分行って作業をして下さい。
•容量:828ml コーキングガンを使用して約10㎜の太さで使用した場合に約15m塗布できます。
•耐水性:湿気や水に溶解しません。水をはじきますので作業時は表面が乾いている事を確認の上ご使用ください。
•防蟻処理:AFM社特許技術である防蟻断熱材及びR-Control SIPs Panelと同様に自然界に存在する鉱物を利用し、人体への毒性は食塩程度です。
•米国環境保護局(EPA)で半永久的効果と安全性が承認されています。