🎥 動画:紹介動画を見る(YouTube)
ナイサス社 「ボラ ケア」
| 名称 | 仕様 | 内容 |
|---|---|---|
| 全米の実績 | 累計100万戸を超える採用 | |
| 優れた防蟻性能 | ポリグリコール+DOT | |
| 日本での認定 | 日本木材保存協会認定 |
公益社団法人日本木材保存協会認定番号 A-5436

特徴
- 効果…木材等の防腐・防蟻・防虫に効果がある。
- 安全性…揮発性物質を含まず、シックハウスや過敏症の人にも安全。発癌性はない。人やペット(哺乳動物)は過剰摂取しても尿として排出される。同量の塩や砂糖よりも安全。
- 安定性(耐久性)…化学的に安定で防腐防蟻効果は半永久的に持続する。
ボラ ケアの拡散浸透・移動
木材の木割れ部からの腐朽菌やシロアリの侵入を防ぎます。角材の表面にボラ ケアを塗布し乾燥後、中央部を切断すると、空気中の湿度により切断小口面や背割加工部にもボラ ケアが拡散浸透していることが呈色反応(赤色に呈色)で確認されました。



ホウ酸塩の安全性
自然界に存在する天然鉱物(元素記号 5)。自然状態では非常に安定・化学変化を起こしません。
- ホウ酸(ホウ素)は野菜や果物の成長に欠かせない物質で、肥料にも含まれキャビアやワイン等食品の保存にも使われ、人は食品として自然に摂取しており、人が健康に過ごすためには不可欠な元素である。
- 人間やペットなど哺乳類はホウ酸塩を摂り過ぎても腎臓機能により尿として排出される。
- 発癌性やシックハウスの原因物質を含まない。

ホウ酸塩「ボラ ケア」の防腐効果
腐朽菌の繁殖実験(10週間後の状態:近畿大学農学部森林生物化学研究室)


鉄腐食性試験(近畿大学農学部森林生物化学研究室)


ホウ酸塩の防蟻効果
『シロアリ体内での消化共生を潰す』
シロアリは木材(セルロース)を食べてもそのままでは栄養とならず、体内微生物が分泌する酵素によってセルロースが糖化され栄養源となります。『消化共生』
ホウ酸塩は微生物の酵素分泌を阻止し栄養が摂れず死滅させます。『代謝阻害』
シロアリ体内での代謝阻害のイメージ図
- シロアリは代謝阻害の情報を仲間に伝達、木材を餌と認識しなくなる。
- ボラ ケア(ホウ酸)処理した部分に触れたシロアリをグルーミング(舐めあう)習性により他のシロアリにもホウ酸が取り込まれる。
- コロニー(巣)に持ち帰ったホウ酸は女王アリを含む巣全体を弱体化させコロニーは崩壊する。
POINT! 一方、農薬系の薬剤はシロアリを直接『毒殺』すると云うシステムで人畜にも影響がある
防腐防蟻効果の持続性
- ホウ酸塩は自然状態では非常に安定。
- 木材に浸透したホウ酸塩は木材内部に半永久的に留まり防腐防蟻効果を発揮する。相当な高湿度状態に置いても表面結露水が常時流れ出すような状態でない限り木材中に留まる。但し、ホウ酸塩は水中や流れるような雨掛かりとなる場合は溶脱するため、屋外使用は避ける。
POINT! 一般的な農薬系薬剤は残留農薬による土壌水質汚染やシックハウス等人体にも影響をおよぼすことから5年程度で農薬成分が消滅するよう設定されている。防腐防蟻効果を持続させるには5年ごとに再処理が必要。
木材保存処理の概要
日本では固着型の農薬系木材保存薬剤がシックハウス症候群や地下水汚染等の原因物質として取りざたされ、除外対象であった拡散型のホウ酸塩薬剤が注目されることとなり、2008年に正式に木材保存剤として認められました。(ナイサス社ボラ ケアは日本木材保存協会の認定品:認定番号 A-5436)
木材保存剤のタイプ
- 固着型…木材組織中で沈殿(固化)し木材の組織と結合するが、木材の中心部には入りにくい。表面から数mmほど。
固着型
- 拡散型…木材組織と強固に結合することはなく、処理材の含水率が高まると薬剤が動き出す。水分を含んだ木材の中で拡散する性質があり、時間はかかるが木材の中心部まで薬剤が届く。
拡散型:ボラケア処理 呈色反応写真
木材保存剤処理方法
- 表面処理…現場もしくは工場で木材の表面に液体状の薬剤を塗布又は吹付ける処理。
- 浸漬処理…工場内の大型の機械的な浸漬設備で木材を薬液に浸漬する処理。
- 減圧・加圧処理…工場加工処理品として木材を耐圧密閉容器に入れ、減圧で木材の中の空気を抜き、逆に加圧し処理液を強制的に木材に注入する処理。



各国の事例
アメリカ:1985年ハワイ州の法律で全構造材の木材処理の義務化により、当初CCA(クロム・ヒ素・銅の化合物)処理が主流であったが、その後、健康や地下水汚染など安全問題により禁止になり、現在90%がホウ酸塩処理に変わる。その後米国南部の州も同様に義務化されてきている。
ニュージーランド:1950年頃よりホウ酸塩の導入がはじまり1992年の報告では雨がかりの無い状態で40年間にわたり被害の報告がない(現在では約70年間の実績)。


米国では累計2,000万戸以上の住宅で採用されています。
外来種のアメリカカンザイシロアリ対策
アメリカカンザイシロアリは翅蟻の群飛によって被害建物から近隣建物の屋根や軒先へ侵入します。乾燥した木材を好み、天井や小屋組の梁、板材、柱の上部等を食害し、建物侵入から発見に至るまで5年以上かかると云われます。侵入させないためには、建物の木材全体を事前に予防処理しておくことが有効です。「ボラ ケア」はキクイムシにも有効です。
注:日本の建築物の木材保存の基準(地上1mまでの処理)は地下シロアリが対象で、小屋組の木材等を食害するアメリカカンザイシロアリは対象外です。


「ボラ ケア」による蟻道構築阻止効果
地下シロアリは泥や糞で蟻道というトンネルを作り、建物(餌となる木材)に到達・侵入します。蟻道は湿度が高く、「ボラ ケア」の拡散移動効果により蟻道に浸透し、シロアリにからみつき蟻道構築を阻止します。木材以外の配管樹脂パイプや基礎コンクリートなどへの塗布処理はナイサス社の特許技術です。



注:「ボラ ケア」には撥水剤を使用しない。木材と「ボラ ケア」処理面の上に撥水膜を作ると蟻道阻止効果を発揮できず、シロアリの活動を阻止できない。
ボラ ケアの使い方・混合手順
お湯との混合手順を必ず守ってご利用下さい。施工仕様書を必ずお読みください。
| 区分 | 用途 | 希釈比率 | 塗布量 |
|---|---|---|---|
| 認定仕様 | 地下シロアリ対策 | 1:1 | 300mL/㎡(二度塗り) |
| 認定外仕様 | 基礎コンクリート蟻道構築阻止 | 1:1 | 200mL/㎡(二度塗り) |
| 認定外仕様 | カンザイシロアリ・キクイムシ対策 | 1:3 | 100mL/㎡ |
使用量の計算(スプレーで塗布する場合は飛散ロスを見越して多めに作ります。刷毛塗りを推奨)
- 例1 地下シロアリ対策:塗布面積10㎡:混合液3ℓ=原液1.5ℓ+湯1.5ℓ(2倍希釈)
- 例2 カンザイシロアリ予防対策:塗布面積10㎡:混合液1ℓ=原液0.25ℓ+湯0.75ℓ(4倍希釈)
準備するもの(詳しくは施工仕様書をご参照ください)
ボラ ケア/ポリバケツ(混合用)/湯(混合用)40℃以上のお湯を必ず使用/撹拌機(混合用)/電動ドリルと攪拌翼等/ハケまたは噴霧器(スプレー)/マスク/ゴーグル/施工記録用紙/カメラ/専用着色剤(任意)/タイマー/雑巾
混合手順
- ポリバケツに必要量の湯を入れる。
- ボラ ケア原液を必要量入れる。(全て使い切る場合は、残しておいた湯をボラ ケアの容器に3回に分けて残っているボラ ケア原液を溶かしながらバケツに入れ替える)
- 攪拌時間は5分以上行う。タイマーを用いて時間を測る。※着色剤を任意で使用する場合は攪拌終了後に混入して良く混ぜる。



POINT! 重要ポイント:湯温40℃以上/攪拌5分/施工記録/濃度塗布量
注1:冬季は外気温の影響を受けて木材の温度が低くなっており、木材表面に白化現象が生じることがある。
注2:攪拌が不十分な場合は蟻道構築阻止効果が得られない他、スプレーノズルが詰まる原因になる。
資料
認定
公益社団法人日本木材保存協会 認定番号 A-5436(優良木材保存剤、JIS K 1571:2010附属書A(規定)に定める適用範囲。認定有効期限:2027年12月31日)
日本木材保存協会 認定証(認定番号 A-5436)



